金子亜里紗Bebop Revisited! 2012-12-27 @ Jazz spot "J" (新宿)


Pf.金子亜里紗 As.澤田一範、竹内郁人 B.池尻洋史 Ds.公手徹太郎

今晩のバンドはアルト二本のクインテット、全員同じベクトルを向いているという理想的なバンドです。

そして演奏はいつも通りのハイテンションで始まりました。アップテンポな曲はすごい迫力で、バラードは情感たっぷりに。 いつも前回やらなかった曲が何曲か演奏されるので何度通っても新鮮ですね。

最初のセットでは竹内郁人、二回目のセットでは澤田一範のアルトソロでのバラードもありました。それぞれ微妙に時代が違う曲で大熱演でした。

今回すーさんが特に興奮したのがThe Way You Look Tonightと kokoでした。長い演奏にもかかわらず最後まで最高の演奏をしてくれました。延々とアドリブが出てきてプロの凄さを実感させてくれる演奏でした。

今晩は2012年のJでの最後の出演でした。最初のセットから大入りのお客さんだったので演奏者のテンションは上がったかもしれませんね。

2013年のここJでのライブは1月19日(土)です。

== 年末だということですーさん独りよがりの総括を書いてみました==

ジャズは大学時代にマイルスあたりを聴くようになって好きになりました。最初に買ったLPはモンクの「ソロモンク」です。

当時は生のジャズはニューヨークでしか聴いていませんでした。ジャズジャイアントと呼ばれる人の生演奏とサインを期待して行っている面もありました。当時はミルトジャクソン、ディジーガレスピーなんかが小さなライブハウスに出演していました。でもこのような人には滅多にお目にかかれず観光客が行けるようなところでは新し目のジャズしかやっていませんでした。何度も行くようになってからはバリーハリスのジャズワークショップなんかに行って別の分野のジャズ、いわゆるビバップとかメインストリームのジャズを聴くことができました。でも行けて年に二回だからちょっと間があいちゃいますね。

そもそもクラシックであればバッハとかショパンとかが今だに演奏されているのになんでニューヨークのジャズは最先端と言われるチャカポコとか前衛風な独りよがりの曲しかやらないんだろうと感じていました。そして日本でアマチュアがパーカーの音楽をやるという話をきいてわざわざ車を飛ばして地方まで聞きにいったものです。

ところが(故)辻バードという人に知り合ってなんと灯台下暗しで東京のある場所であればプロの素晴らしい演奏を生で聴くことができることがわかりました。狂喜乱舞したのは言うまでもありません。 それからはすーさん好きなビバップを求めてライブに通う日が続きました。聴いてみると当時の演奏を凌駕するテクニックと新しい解釈を発見してますますはまりこんでいる今日この頃です。ニューヨークよりずっと面白い。そして来年もまたいい演奏を聴かせてくれることを期待しています。