澤田一範 with Strings 新宿SOMEDAY 2008-7-31

As.澤田一範 Pf.金子亜里紗 B.小林航太朗 Ds.田村陽介 Ob.庄司知史 Vlv.出口順子、野口敦子、清水俳二 Vla.高橋淑子 Vc.影山順一




ジャズファンのみならず音楽ファン待望の「澤田一範 with Strings」が去年の11月に続き今年は新宿に移転したSOMEDAYで開催されました。

with Stringsはくせになりますね。日頃澤田一範カルテットやBop Bandを聴いていると次第にそろそろどうなんだろうと気になり始めます。 多くのファンもそう思い始めた頃その思いが通じたように突然やることが決まりました。思い続けるといいことありますねー。

今年のStringsのメンバーは前回とはほとんど異なるパーソネルですがほとんどの方は湘南方面だということでまとまりの良さが予感されます。 すーさんがリハーサルを取材させてもらったときは初めての顔合せであったにもかかわらずそのときから和気あいあいといい雰囲気でした。 メンバーの方も「こういう楽しいの久しぶり」と話していたくらいミュージシャン自身も楽しみなコンサートなのです。

本番前にストリングス陣だけでもう一度リハーサル、そして当日も1時からびっちりリハーサルということで3回もリハーサルしたので準備は完璧です。

今回も開場前の入口で列ができました。 前回もおいでのお客さんもいらっしゃって、前のライブレポートの写真に写ってましたよなんて話をしながら入場を待ちます。 入るとあっという間に超満員となりました。舞台の上には誰もいなくてその反対側を見ると演奏者の皆さん思い思いのかっこうで休憩中。 我々グループもお酒とか食べ物とかをオーダーして飲み食いしながらこれからの演奏についてなど話をしました。 同じ音楽が好きな友人同士でライブが始まるまでの雑談って最高に楽しいんですね。 某ライブハウスでよくお会いするAさんも自作のフライヤーを持って登場。 ホームページからダウンし何枚か印刷して同僚の方に配ったとか。素晴らしい。

時間になるとまずカルテットの演奏。澤田さん曰く「澤田一範 with Stringsの前座の澤田一範カルテット」だそうです。 これで軽く足ならしといいたいところですが演奏は最初から白熱していてこれからの演奏に胸がふくらみます。

そして機が熟したようにオールスターズの登場です。クラシックのコンサートで聞くように各自思い思いにチューニングが始まります。 そういえばクラシックのコンサートだと皆さん黒ずくめの衣装なんですがこういうジャズのコンサートだと私服で演奏です。思い思いの服装での演奏ってジャズらしくてかたくるしくなくてすごくいいですね。

最初の曲はおなじみJust Friendsです。ぐぅーう、カー(あの人の真似 :-)素晴らしい!これですよこれ。 この曲はチャーリーパーカーのアルバムでも一番最初の曲として収録されています。これから始まらなくちゃという澤田一範のこだわりの選曲のようです。

この曲を始めとして今回の演奏は全体的に長めで10分近くある曲もありました。 もちろんこれは澤田一範の編曲とアドリブによるものでアルトばかりでなく金子亜里紗のピアノのパートも長くあって実に充実した内容です。

前半は今回初披露の編曲であるIn The Still of the NightとOld Folksが演奏されました。 オリジナルはコーラスとの演奏でしたがこれをStringsだけでやってくれました。Old Folksの出だしはなんとも言えない美しさ。リハーサルの成果ばっちりです。

途中澤田一範のMCで曲の紹介とかメンバーの紹介とかがあるのですが日頃のカルテットなどではあまり聞けないような長くて面白くて人間性を感じさせてくれるいいトークです。 楽屋話でミュージシャンは澤田一範の話はああいうものだと知っているのでしょうが我々ファンにとっては年に一度のwith Stringsのときでしか聞けない貴重な内容ではないでしょうか。

2回目のセットはおなじみの曲のパレード。この演奏も前回よりはるかに長くてすーさんチョー満足。 前回の演奏はあまり完成していない(私なんかは前回も素晴らしいと思ったのですけどね) と言っていた澤田一範オリジナルのアレンジのStar Eyesはあくまでも美しく異国情緒のただようイントロから楽しませてもらいました。

アンコールはたぶん澤田一範が一番気に入っているであろう曲のParker's Mood。 イントロはBird 50でどぎもを抜かせてくれたシェーンベルク風の演奏から始まり最後はアルトのソロで締めるという感動的なものでした。 この編曲も澤田一範によるもので、本日もおいでになった故辻バードさんの奥さん伊万里さんのお気に入りの曲でもあります。

澤田一範はMCで「このwith Stringsは澤田一範のライフワークとしてのビバップジャズの一環として行うのであってカルテットなど日頃行っているライブにも是非来てください」とのこと。 すーさんも澤田一範の魔術のような音のとりこになって以来、地元あるいは帰り道で行けそうなところはほぼ100%おじゃましています。 with Stringsで初めて澤田一範を始めメンバーの演奏に触れた方がいらっしゃいましたら是非ともお越しください。スモールコンボの演奏も格別ですよ。

最後にメンバーの名前を再度記します。 自分のホームページが無い方もいらっしゃるのでgoogleなどで検索して皆様の地元でのライブのスケジュールをさがしてください。 すぐ見付かりますよ。
As.澤田一範 Pf.金子亜里紗 B.小林航太朗 Ds.田村陽介 Ob.庄司知史 Vlv.出口順子、野口敦子、 清水俳二 Vla.高橋淑子 Vc 影山順一

写真レポート


まずはカルテットの演奏から。As.澤田一範 Pf.金子亜里紗 B.小林航太朗 Ds.田村陽介


この頃すでに超満員状態です。


いよいよお待ちかねのwith Strings。澤田さんの人間性あふれるMCはいいですねぇー。


stringsの皆さん。それぞれいろいろな分野で活躍しているプロの皆様です。忙しくてリハーサルの日程合わせに苦労したとか。


さて演奏が始まりました。澤田さんは指揮と演奏で大忙しです。


アルトサキソフォンを演奏する澤田一範


ピアノの金子亜里紗。このストリングスのために非常に研究したとのこと。ポイントはソロ以外の場所ではあまり自己を出さないとのことだそうです。


with Stringsは初体験のベースの小林航太朗、お父さんもベーシストです。しっかりしたバッキングでした。


with Stringsはほとんど参加しているドラムスの田村陽介。楽譜を見ながらポイントをおさえた控えめなバッキング。


気合いが入っているのがはっきりわかる演奏の金子亜里紗。演奏も佳境に入るといつもこんな感じですごい。


お客さんは食べるのも忘れて、飲むのも忘れて聞き入ります。


カルテットの演奏もいいけどStringsの演奏もまた感動的です。次はいつやってくれるのでしょうか。


演奏している全員が入ったショット。


Stringsとのショット。


指揮をしています。


特別付録


演奏が終ってメンバー全員で記念写真。長いアンコールまであってはるかに長い時間となったので皆さんどう帰るか頭をかかえてました。またやってくださいね。


当日のリハーサルの状況


金子亜里紗は余裕の笑顔かな?


リラックスして楽しそう


間際になってもいろいろ細かい指示を出しています


入口は恒例の行列ができました。でもSOMEDAYは広いのでぎりぎりに入っても大丈夫です。


関連リンク

澤田一範 with Stringsリハーサル潜入レポート 2008-7-11 藤沢 BECK
with Strings フライヤー
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